これってどうなん?

患者さんからの質問にお答えします

5歳の子どもが寝る前などにまだ指しゃぶりをしているのですが・・・


できれば、4、5歳くらいまでにはやめておきたいところです。指しゃぶりの影響で出っ歯になったり、前歯が噛み合なくなったりして、矯正治療が必要になることがあるからです。

やめさせる方法として、指に苦いものや辛いものを塗るとか、絆創膏を貼ってみるとかいう方法をよく聞きますが、実際に試してみた患者のご家族に聞いてもあまりいい結果は出ていないようで、結局は子ども本人がやめる気にならなければやめられないのが現実のようです。

最近読んだある本によると、成長して大きくなったのだからいつまでも指しゃぶりをしているのは恥ずかしいことだと「教え諭す(叱るのではない)」方法や、精神的に寂しい気持ちが強かったり、一人で寝るのが不安だったりする気持ちを、少しでも解消するために指しゃぶりをすると考えると、指しゃぶりをしそうな場面で手を握って一緒に寝てあげることで、徐々にやめていくことが出来ると書いてありました。

試してみてはいかがでしょうか。

お友達に比べて、子供の乳歯の生え変わりが遅いように感じます。どうしたらいいでしょうか?


まず、永久歯の数と生えようとしている方向を確認するために、お口全体が映るレントゲンをとりましょう。

永久歯もすべてそろっていて、ただ単に生え変わりがゆっくりしているだけという結果が出ることが多いのですが、時々間違った方向へ生えようとして生えることができなかったり、骨と癒着していてそれ以上動けない状態だったりすることがあります。

また、先天的に一部の永久歯がないこともあります。

レントゲンの結果を見て、その後の対応を検討しましょう。